猫まんが
白泉社HP初出のわかつきめぐみ先生による猫まんが。
ただ、普通の猫漫画と違うのは、「主人公や登場人物は猫で、東京の下町、谷中・根津・千駄木の四季の魅力を描く」というものとこと。主人公の野良の仔猫が1年余りで若猫に育っていくのが、今日の下町風情の中で描かれています。
「猫が嫌い」と言う方に無理に薦める本ではありませんが、よくある「ウチの猫自慢」のような本とは全く異なります。
むしろ、読みやすい東京の下町のガイドブック‥‥‥というより、この本読んでて谷中回り行きたくなりましたね。私の性格で「目的がない出かけはしない」というのがあるので、関東に4年住んで今でも年数回上京しますが、下町には足を運ばないんですよね。
谷中が舞台と言えば、「上野谷中殺人事件」(内田康夫/浅見光彦ミステリー)といったものもありますが、行ってみたいと感じさせるのは「やにゃかさんぽ」に軍配です。
紹介されているのは、「谷中霊園の桜」「観音寺の築地塀」「岡倉天心公園」「夕焼けだんだん」「根津神社」「諏訪神社」「富士見坂」「一箱古本市」「へび道」‥‥‥。東京に住んでいたり、はたまた地元の方でも知らなかったりがあるのではないでしょうか?
最後に。カバーを外してめくってみましょう。
本体の表紙には、筆者が資料に撮した写真が何枚も。そして、カバー裏には一帯の絵地図が載っています。カバー裏の地図をコピーして、行き先を書き込んで出かけてみませんか。
きっと、築地塀で爪を研ぎたくなりますよ、猫みたいに。